(神社) 関西の合格祈願はここにおまかせ 北野天満宮
癒しのポイント
学問の神様で有名な天神様(菅原道真)、試験の合格祈願で受験シーズンには大賑わいです。もともと天神様とは、雨を降らす雷神を指し、古来信仰の対象となっていました。菅原道真は没後、神格化されて天神様として祀られることとなります。学問以外にもご神徳があり、農耕の神、至誠の神、冤罪を晴らす神、芸能の神、厄除の神としても知られています。
境内中には梅、そして紅葉があり、春や秋には景色を散策することも見どころです。特に梅は有名で、年末には巫女さんたちが作った「大福梅」が配られますし、お正月には梅枝(ずばい)が配られ、招福の梅の枝「思いのまま」と呼ばれています。
門前には、とても美味しい粟餅のお店があり、出来たてを食べるのも楽しみです。お土産にもいいですよ。
菅原道真の伝説
右大臣であった菅原道真は、政敵であった左大臣の讒言により九州の太宰府に左遷されます。その後、大宰府で亡くなると、都では災害が相次いだそうです。人々は、その災害を道真の祟りだと噂するようになります。やがて朝廷は、怨霊の祟りを鎮めるために、菅原道真の名誉を回復し、正二位の官位を贈ったそうです。後に、菅原道真の御霊を祀るために神社が造営されたと伝えられています。
菅原道真は、幼いころから学業に秀でるとともに、和歌や漢詩にも才能を発揮したどそうです。そのたぐいまれなる能力で、右大臣と言う要職に就くことになりますが、有能故に政敵の陰謀にかかってしまうという波乱に満ちた人生を送ることになります。優れた人物にも関わらず、不遇な晩年を過ごしたことで多くの伝説が生まれたようです。
神社への行き方
京都市内なので公共交通機関はたくさんあり、とても便利です。JR京都駅からが京都市バス50系統、あるいは101系統。京阪電車の三条駅からは京都市バス10系統、阪急電車の大宮駅からは京都市バス55系統がでています。また、近隣の鉄道駅からも京都市バスが沢山でています。
また京福電鉄が四条大宮や嵐山から出ています。嵐電(らんでん)の愛称で親しまれています。嵐山本線の帷子ノ辻駅で、北野線に乗り換え、終点の北野白梅町駅が最寄り駅です。鳥居前まで徒歩500mです。
参拝の記録
楼門と拝殿の間にある中門、華美ではありませんが厳な造りの三光門。中央の上部に掲げられた「天満宮」の文字は後西天皇の御筆になるもの。重要文化財に指定されています。
門の名前になった三光とは、日、月、星を指します。門の梁の間には、日と月の彫刻があります。星の彫刻がありませんが、都の方角からこの門を眺めた時に、その上に輝く北極星があり、これを併せると、三光になります。
そして、国宝に指定されている社殿。大きな桧皮葺屋根の総面積は約500坪にもなります。菅原道真公をおまつりする本殿、その正面の拝殿、そして本殿の西には脇殿がある権現造りとなっています。
北野天満宮には様々な御朱印があります。基本は梅の花をかたどったしんぷるなものです。
そして、菅原道真公にちなんだ、至誠、和魂漢才、そして文道大祖 風月本主。
また、北野天満宮は、8種類の刀剣御朱印もありますが、私はまだ頂いていません。次に参拝した際には、と思っています。